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August 27, 2006

韓国大学チーム ほぼ全敗で合宿終了

 韓国・延世大学(ヨンセ)と慶熙大学(キョンヒ)ラグビー部が菅平・夏合宿を行いました。

 試合数が少ない韓国の両チームは精力的に日本の各大学と練習試合をこなしましたが、Aチームの対戦では、連敗。
 最終日の28日、ヨンセが法政と終了間際まで同点で、結局負け、キョンヒは日大の勝ちました。
 
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 ヨンセ大・金道絃(キム・ドヒョン=06年韓国代表FWコーチ)監督、キョンヒ大・安徳均(アン・ドクギョン)監督に聞くと「日本の選手達は少年期からラグビーを始めているので、タックルやパスなどの基礎技術が身についている。また組織プレーに差が出ている」と感想を話しています。

 これは、かつて体力と走力で日本に勝っていた韓国が、ラグビー環境の差が広がりフィットネス面で日本に追いつかれ追い越されてしまった結果とも、いえそうです。
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 韓国チームは、5月の大統領旗大会以後、公式戦が無く、試合をするのが3ヶ月ぶりの菅平、といいいます。「秋の試合に向けてゲーム感覚を取り戻すことが狙い。それと子供達に日本の素晴らしい合宿環境を体験してもらいたい」(両監督)

 ヨンセは9月23日(土)に伝統の高麗大学との一戦(延高戦)で連勝することが至上命題。キョンヒは10月の全国体育大会で社会人チームに勝つことが、それぞれの秋の目的です。

 また、2007年、日本が導入する「アジア人枠」のために日本のトップリーグ、トップ下部リーグのスカウトが両大学の試合を視察に訪れていました。

*延世大学(ヨンセ。ホテル朝日)
8月21日・近畿大
Aチーム ヨンセ17(7-7)26近畿
Bチーム 40分1試合 21-21

22日ヨンセA12(0-14)26流通経済大A
23日ヨンセA27(7-19)26帝京大A(前)、C(後)
前半がAチーム対決。後半、帝京がCチームへ入れ替えてヨンセが逆転勝ち。

24日ヨンセA21(0-19)26埼玉工業大A
25日ヨンセA7(0-14)21東海大A
27日ヨンセA-国士舘大 前半でヨンセが大差をつけ後半、ヨンセはBチームに交代。勝利した。

28日ヨンセA 33(21-19)40法政大A 
ヨンセにとり夏合宿の大一番。
後半、終了間際に法政がトライ、Gも決め逃げ切った。

*慶熙大学(キョンヒ。四阿屋・あずまや)
8月
21日 キョンヒA26-28立教大A
22日 キョンヒA 17-24立正大B
23日 キョンヒA 7-22中央大A
25日 キョンヒA 12(12-5)29東海大B
27日 キョンヒA 80(33-14)21専修大B
28日 キョンヒA 38-31日本大

 *韓国代表情報(9月9日。対中国)
 ヨンセ大・金監督は、「まだ代表チーム召集や監督人事は発表されていない」と話しました(発表は今週中になる予定)。
 さらに「ヨンセ大学と高麗大学は9月23日の延高戦を重視しているため、代表召集には応じない意向」としています。

 ヨンセ大に同行している大韓協会幹部は「9月9日の代表は、11月のアジア最終予選前の練習となるが、韓国のベストメンバーにはならない」と話してくれました。

 練習試合では、ヨンセ大の韓国代表、LO/申鏞澈(シン・ヨンチョル。4年)
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NO8/韓建圭(ハン・コンギュ。2年)は元気なプレーを見せていました。特に韓は、攻撃の基点としてサイド攻撃などで突破力に秀でた才能を発揮していました。
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もう一人、PROP/許雄(ホ・ウン。4年)はヒザをケガしており、無理なプレーは避けている印象を受けました。

 キョンヒ大4年の韓国代表、不動のSO/呉潤衡(オ・ユンヒョン)は、相変わらずハイパントや敵陣背後へのキックで冴えを見せていました。
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 呉は9月の中国戦は、出ることが確実。ヨンセ大3人も11月のアジア予選には代表入り有力、特に韓は隠し球になる可能性も。


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August 22, 2006

韓国大学チーム・菅平合宿試合日程・結果

韓国・延世大学、慶熙大学ラグビー部の菅平・夏合宿予定と試合結果

*延世大学(ヨンセ。ホテル朝日)
8月19日(土)~28日(月)
19-20日練習

21日・近畿大
Aチーム ヨンセ17(7-7)26近畿
Bチーム 40分1試合 21-21

22日ヨンセA12(0-14)26流通経済大A

23日ヨンセA27(7-19)26帝京大A(前)、C(後)
前半がAチーム対決。後半、帝京がCチームへ入れ替えて
   ヨンセが逆転勝ち。

24日ヨンセA21(0-19)26埼玉工業大A

25日ヨンセA7(0-14)21東海大A

27日ヨンセ国士舘大
28日ヨンセ法政大

*慶熙大学(キョンヒ。四阿屋・あずまや)
8月19日~30日(水)

21日 キョンヒA26-28立教大A
22日 キョンヒA 17-24立正大B
23日 キョンヒA 7-22中央大
25日 キョンヒA 12(12-5)29東海大B
27日 キョンヒA 専修大
28日 キョンヒA 日本大

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August 21, 2006

トップリーグ・チーム「アジア選手枠に韓国選手に関心

日本トップリーグ・チーム「アジア人選手枠に韓国選手に関心」。

 日本ラグビー協会は21日、2006-07年トップリーグの記者会見を開いた。
今季の広告CATCHは「日本にはトップリーグがある」。
ラグビー文化の拡大を目指す。
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会場でトップリーグ・チーム監督などに2007年から導入するアジア人選手枠について聞いた。
多くのチームが「韓国人選手に期待している。関心がある」と答えた。

<チームの回答>
*SANYO「アジア人の枠の数で検討」
*KUBOTA「選手情報を欲しい」
*RICHO「話を聞いている」
*COCACOLA「九州地区で韓国と親善競技を行い、アジア人選手補強にしていきたい」
*SANIX「関心がある」
*SUNTORY「興味がある。KIYOMIYA監督が高麗大学と関係がある」
*NEC「情報を集めようとしている」
*TOYOTA「良い選手の情報が欲しい」

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August 11, 2006

韓国VS中国テストマッチ開催

 韓国ラグビー情報 アジア予選前のテストマッチが決定。

 大韓ラグビー協会は8月11日、「韓国代表VS中国代表」のテストマッチ開催を発表しました。
アジア最終予選前の強化試合になります。

期日:2006年9月9日(土)15:30-。
会場:ソウル市ラグビー場。
チケット:入場無料。
後援:マッククアリー銀行(豪州)

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August 09, 2006

韓国代表スポンサーにカンタベリー

 大韓ラグビー協会は、8月7日、代表チームの公式提供スポンサーにCCC(NZ、カンタベリー社)と契約した、と発表しました。CCCが韓国ラグビーの発展のために行うとしています。
 提供されるのは、代表ジャージ、練習用ジャージなど。
 これまで代表を見ていたHANSは、どうするの? 確かHANSはCCC代理店をしてますが。

 また7月28日の大手新聞「東亜日報」に、本当にオレガンマネ(久しぶりに)ラグビーに関する記事が掲載されました。(東亜日報HPアドレスは、下記)
http://www.donga.com/fbin/output?n=200607280002

 記事概要を翻訳し掲載します。
「ラグビーの魅了~私の生きるルールはチームワーク」

 またタックル。金髪の女性選手は一瞬、体をよろけて芝の上に転がった。
 「今の見ました? 足をつかんだ果敢なタックルだった、。やぁ、女性だけでも練習しているね」(金在澤・大韓ラグビー協会事務局長)

 7月22日、キョンギ道安山市で開かれた全国種別ラグビー選手権大会のデモンストレーションとして行われた女子ラグビーの試合。アマチュア女子ラグビーが真価を見せた。

  選手たちは、全員20代の外国人、英語教師がメンバーの「ソウル・シスターズ」に所属している。国内では、対戦相手の女子チームが無いため、チームをA,Bチームに分けて、メンバーだけで試合をした。体を動かす彼女たちは、この日の天候のように明るく快活だった。

 流れる汗の中でボトオス選手(26歳)は「来年のフランス・ワールドカップ本選には韓国が、日本を負かして出場するはずなのに、もどかしい」と話した。

 ソウル・シスターズの選手たちの国籍は多様だ。英国、米国、カナダ、豪州、NZなど、、。しかし、毎週、日曜日、選手たちのソウルの中心部を流れる漢江(ハンガン)にあるグランドでラグビーボールと格闘し汗を流す姿がある。

 昨年の冬、韓国に住む外国企業の駐在員が6歳から18歳の子供たちをメンバーにした青少年チーム「ハンガン・パイレーツ」を作った。

 また、韓国のようにラグビーへの認知がない風土の中で、今年7月1日は、選手経験が無い国内同好クラブとして「ハカ」が誕生した。

 ラグビーが韓国人の体と心を虜にする日が、果たして来るのだろうか。

 <なぜ彼らはラグビーをするのか>
 
 「ニック、タム、ベス、ジョージア! ヨイド(ハンガンがあるヨイド島)は行く準備をしろ!」

 40代でソウル駐在の外国企業副社長・ボックスさんは、毎週、土曜日になると子供4人が所属する「パイレーツ」のコーチになる。

 奥さんのジュルリアさんもチーム創設の中心。
「英国、フランスに勤務していた頃、子供たちがラグビーサークルに入ってました。韓国ではラグビーをしている子供たちを探すのに大変で。それなら最初から作ろうと」

 チーム結成の反応は予想以上。ラグビー人気が高い英連邦からやって来た親たちが喜んだ。ディ駐韓英国商工会議所副会長は「9歳になった子供が土曜日になるとヨイドへ連れて行ってとせがむんだ」と話した。

 辛いだけ、という感じのラグビーをチームまで作り楽しむのは何故? 韓国では、ラグビーをする場所を求めることも難しいのに、、、。

 彼らは、ラグビー自体が面白いだけでなく教育効果が大きい、と話した。審判もしているディ氏は「ラグビーは野球の投手、アメリカンフットボール(韓国では美式蹴球)のQBのように主役となるポジションは無いが、チーム全員が各自の役割に最善を尽くして勝利出来ることに意味がある」という。自分も子供の頃に、ラグビーをやって見てチームワークの大切さを学んだ。

 ラグビーの別の魅力は「自分の能力に応じて共同体に貢献できる」という自負心。他のスポーツと違い全員が素早くて力が強い必要が無い。 
 素早くて敏速な選手は球を配給し、腕力がある選手はスクラムを組んで球を守れば良い。

 大韓協会のミン理事は「ラグビーが、他のどんな競技よりも”協力”が重要なスポーツ。そしてラグビーは”オール・フォア・ワン、ワン・フォア・オール”のゲームと呼ばれている」と紹介してくれた。

 犠牲と忍耐、協力の重要性を学ぶラグビーが英連邦の名門校の教育科目で外せない理由だ。

 <ノーサイド>
 隣の席に座った中年男性が携帯電話を取り出した。
 「うーん俺。引分け。22対22.たぶん延長戦になるみたいだ。点が入ったら、また電話する」

 高さん(56歳)は、7月11日、ソウル市九老区梧柳洞(グロウク・オリュウドン)にあるソウル・ラグビー場であった試合状況を電話で伝えていた。

 「妻が急用が出来てラグビー場に来ることが出来なかったので、得点が入ったらすぐに知らせないと。そうしないと気になって我慢できない」(高さん)。
 12年前、子供たちがラグビーを始めてみて関心を持ち、今は夫婦で見ごたえがある試合には済州島(チェジュトウ)まで観戦に遠征することも厭わない。

 ラグビーは1823年、英国のラグビー市にある学校で生まれた。サッカーをしていた学生が興奮を抑えきれずボールを抱えたまま相手のゴールに飛び込んで新しい競技が誕生した。

 手と足を精一杯に使う点では、ラグビーは人間の本性に忠実なスポーツだ。選手たちは80分の間中、ボールを占有するために走り、倒れ、押しまくって渾身の力を振り絞る。

 全てのことを注いだためだろうか? 試合に負けて泣く選手が目立って多い。この日も秋の国体のキョンギ道代表を決める決勝戦で延長戦の末、22対28で負けた大心通商(テシム)が慶熙大学(キョンヒ)チームの前で涙を流した。

 ラグビーをする人たちは、「正直で紳士たれ」というラグビールールに自尊心を持っている。
 ラグビーはアメフトと違い、前にパスを出せない。ボールを持った選手が直接、持って入り成果が認められる(得点になる)。相手をごまかす動きをしたら間違いなく反則の笛が鳴る。
 グランド横のライン外側からボールを投げ入れる(ラインアウト)時は、相手と味方の真ん中にボールを入れる。

 キョンヒ大アン監督は「嘘が通じる世界では無い。正直にそれに従って実行することだけが成功を導くと教えてくれた」と話した。

 試合が終わるとラグビー精神が生きることに成る。
 正統なラグビー場では、シャワーは1室だけ。そこでは、興奮した状態で試合を戦った敵とも裸になって会う。
 シャワーの後は、選手たちは正装で一緒に食事をし友情をかわす。
 試合終了を「ノーサイド」と呼び、味方と敵をさえぎる物が無いことがラグビーの精神だ。

 ラグビーの不問律は一つ。ラグビーは天変地異と戦争が無ければ、決められた時間に必ず試合を始める。暴風雨、落雷、深い霧を(中止の)理由に出来ない。

 <ラグビーは人生だ>
 ラグビーは15人で行う。ボールを相手のゴールラインの中まで持って行き、地面に付けたりH形のゴールポストのバーの上をボールが通過すると点数になる。

 ラグビーは(ボールを)繋ぐスポーツ。そしてタッチ・ラグビーやタグ・ラグビーをすることで怪我への恐怖から逃れラグビーの面白さをあまねく楽しむことが出来る。

 タッチ・ラグビーは両手を相手選手の体に触れることでタックル成功とみなされる。タグ・ラグビーは試合前に体に付けた敵のタグを外せばタックル成功だ。

 最近、韓国内でもラグビーの面白さを知った人々が少しずつ増えている。インターネットの同好者の集まりから出発し正式なチームへ発展した「ハカ」は、遅まきながらラグビーの魅力にはまった20代、30代の男性が主軸だ。

 ハカのソ会長は「外国でラグビー文化の魅力に接した会員たちがラグビーを忘れることが出来なかった。スキンシップが多いスポーツでメンバーたちの所属意識と一体感が強い」と紹介した。

 ラグビーをやる人にある特有の仲間意識なのだろうか。韓国内でラグビーを楽しむ外国人には、韓国ラグビーに対する格別な愛情を見て取れる。

 パイレーツのボックスさんは、パイレーツの設立趣旨文に「韓国ラグビー人口の底辺拡大に寄与する」という文言を入れた。
 彼らは、韓国ラグビーを取り巻く条件は劣悪だけどもアジアでは、日本と競う唯一の国が韓国だけとして、熱烈な支援を惜しまない。

 自分の生きざまが意気地が無く照れくさいと思わないか。それなら体と体、闘志と闘志がぶつかり合うラグビーに溺れてみないか。新しい人生を始めることに。
(東亜日報 ホ・ジンソク記者)

<<国内チームは61。1920年に韓国内へ紹介>>

 韓国では、ラグビーは未だ、見慣れない異国のスポーツだ。時にはアメフトと区分される。

 それでもラグビー専用競技場は、サッカーよりも先に整備された。ソウル九老区オリュウド洞にある温水(オンス)地下鉄駅から100メートルほどにソウル・ラグビー場は1973年に開設された。
 ラグビー協会会長だったチュ・チャングュー氏、イルシン製鋼所会長が当時の私財10億ウォン余りを投じて建設した。サッカー専用競技場はラグビーに遅れること17年の1990年、ポスコ(浦項鋼板)に作られたのが最初だ。

 しかしソウル・ラグビー場の規模は、少しずつ縮小している。競技場内に当初は4ヶ所グランドがあったが、今は芝が敷かれたグランド1つだけ残った。
 競技場の所有者ヒョンソン文化財団は政府や民間の後援がほとんど無い中で、どうやら支え、持ち耐えている。

 ラグビーは1920年、日本人によって韓国へ紹介された。初期は朝鮮総督府、キョンソン師範学校、鉄道庁などで競技を始めていた。
 1929年2月、朝鮮ラグビー蹴球協会が発足するとポソン専門学校、チュンアン高等普通学校、養正高等普通学校、培材高等普通学校などにラグビー部が生まれた。
 6.25戦争(朝鮮戦争)以後は、軍の戦力増強の為、陸・海・空軍士官学校などでラグビーを始めた。

 今年7月現在、協会登録チーム数は61。2001年に比べて4チーム減った。日本では4000チーム、12万人の選手が活動中だ。

 韓国は、1982年8月、アジア選手権大会の中で優勝しアジアラグビーの強国に浮上した。しかし1987年から4年ごとに開かれているラグビー・ワールドカップでは日本が毎回、アジア代表として出場している。

 2007年フランス・ラグビー・ワールドカップのアジア最終予選は11月、スリランカで開催される。
 
 
 


 

 

 


 

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