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November 16, 2006

韓国代表選手紹介(後)

 今日は、韓国代表BK陣の横顔を紹介します。
 
 SHは実力者2人が揃い踏みした。
 梁永勲(ヤン・ヨンフン。25歳。大心通商・テシム)と李明根(イ・ミョングン。28歳。三星SDI)だ。
 
 ヤンは2003年からイは02年から代表入りしている。
 今回は、宋魯一監督(ソン・ノイル)によるとヤンがレギュラーを担うという。
 
 2人のSHには、韓国ラグビー界の現実が重くのしかかってきた。
 
 2005年、韓国で行われた日韓戦でイが先発した。後半19分には29-24と韓国再逆転のトライを決めた。
 観戦したスポーツライターの藤島大さんはラグビーマガジン05年7月号の巻頭コラムで「軽快な球さばきに的確な状況判断、加えて落ち着いたリーダーシップ、、。個人的には本日のマン・オブ・ザ・マッチ」と記した。
 
 この日、イの所属は空欄だった。韓国・尚武(サンム・韓国軍体育部隊)で兵役を終えた後、代表のイを迎える余裕が社会人チームには無かった。
 
 そして05年、イは、久しぶりに採用を始めた三星に迎えられた。
 今年10月、韓国の国体「全国体育大会」で久々に見たイは、相変わらずグランド中を駆け回り、FW陣を鼓舞し続けた。事実上の決勝戦、高麗大との1回戦で敗退したが。

 一方のヤン。サンム後の所属が無かった。
 声をかけたのは、大心通商(テシム)。2005年末、社長がラグビーを経験していて、サンムや大学卒業後の代表経験者がラグビーを続ける環境が無い現実を打開するためクラブチームを会社で立ち上げた。
 ヤンとFB代表、金近炫(キム・グンヒョン)が加盟してプレーをしている。
 
 ヤンは、テシムから2ヶ月間、浦項鋼板(ポハン)へ移籍する形でFB金と共に今年10月、韓国の国体で試合に臨んだ。
 21日、ベスト8で対戦したポハンと檀国大学(ダンクック)の試合は、ヤンと前代表、尹希壽(ユン・ヒス。27歳。ポハン)が組むハーフ団のスピディーな展開が、面白かった。ベストゲームだった。
 ヤンは来年2月から日本のトップWEST(現在)でトップリーグ昇格を狙うホンダ・ヒート入りする。

 SOは、尹泰日(ユン・テイル。23歳。サンム)。ここ4年間、代表SOの地位を占めていた呉潤衡(オ・ユンヒョン。慶熙大学(キョンヒ)4年)を押しのけて代表になった。
 
 延世大学出身で、サンムの春の社会人NO1に貢献した。
 金道炫(キム・ドヒョン)ヨンセ大監督も「チームを動かす能力はオよりも上」と評価していた。

 CTB陣は3人。
 12番は、兪旻炯(ユ・ミンヒョン。24歳。韓国電力)が有力。サンムの兵役時代から代表入り。
 
 13番にはサンムの金鐘洙(キム・ジョンス。24歳)。2人は05年日韓戦以来、レギュラーだ。
 
 控えは、金成洙(キム・ソンス。23歳。サンム)がいる。
 
 キム・ジョンスの兵役期間は2006年11月。サンム後の就職先が心配。興味を持つ日本チームがある、と聞く。
キム・ソンスは来年12月までサンムだ。

 WTBは、ベテラン?となった三星の郭鐵雄(カク・チョルン。28歳)が04年以来の復帰。05年はケガとチーム事情で代表や試合に顔を見せなかった。
 今年春の韓国リーグから万全の態勢でグランドへ戻った。持ち前の突破力が日本に通じるか楽しみ。

 さらに今年、韓国リーグ大学部、大統領旗大会大学部、国体と3冠を達成した高麗大から11番のスペシャリスト、趙寅秀(チョ・インス。22歳?)が代表入り。
 1年次から趙を見ているが、ライン際を敵のDFをかわして走り去るスピードとテクニックが毎年、向上している。
 
 高麗からは、蔡宰榮(チェ・ジェヨン)も選ばれた。
 2人は、早稲田大との定期戦でも実力を見せている。卒業後は、サンムに入隊する(08年12月まで)。
 
 カクとチェは、チームではFBも担当。

 FBは、金近炫(キム・グンヒョン。25歳)。2003年以来、代表FBで日本戦でもお馴染み。
 04年19-19の日韓戦、同点に追いつくトライをあげたのがキムだった。
 この時は、日本ゴール内でパスを回して中央にトライし、ゴールも決まり同点という日本にとって屈辱のシーンとなった。
 キムも次の所属先が懸念されている。日本行きを期待するチーム内の声がある。

 今回の韓国代表は、いたってシンプルな戦い方で挑んでくるだろう。キックを重視して陣地を稼ぎ、日本ボールに激しいタックルを浴びせターンオーバーする。
 それをハーフ団の球回しでWTB、カクとチョへ回しトライを狙う。
 また、韓国ゴール前から韓国ボールになった場合、日本DFの一瞬の隙を見つけてチョが、そのまま走り切る、というシーンがあるかもしれない。
 前述の韓国・国体では高麗が2本続けて後半、このパターンでトライを三星から奪った。
 体力で日本に勝っていた韓国の力勝負は、今や日本には通用しない。フィットネスは明らかに日本選手が向上している。
 だからこそ体の小さい日本が、上の相手に臨む時と同じスタイルで戦う必要がある。


 データ(日韓戦)
2004年5月16日(秩父宮ラグビー場)
韓国19(5-14)19日本
06年11月(今回)メンバー中、FW6(先発3)、BK3(2)が代表。

2005年5月(韓国。江原道ヨンウォル郡総合運動場)
韓国31(17-24)50日本
今回FW6(4)、BK6(4)が代表。

2006年4月23日(秩父宮ラグビー場)
韓国14(0-23)50日本
今回FW4(4)、BK6(4)が代表。

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